愛知県美術館 展覧会 イベント

この春開催のフィンランド・デザイン展では主に1800年〜1900年代にかけてフィンランドで生産・デザインされた様々な家内家具、工芸品に触れられます。ケシの花で有名なマリメッコやイッタラといった著名な布製品やガラス工芸品はもちろん、フィンランドを代表する曲木の技術の紹介や、ムーミン谷シリーズの生みの親であるトーベ・ヤンソンの原画や未公開作品など、かなり珍しいものも展示されていました(写真撮影は一部を除いて厳禁です)。もちろん、そういった製品の一部には実際に触れることもできます。曲木によって作られたソファーに初めて腰掛けましたが、材質は木なのに、背中や腰まわり・お尻もまったく痛くならなくて感動してしまいました。わたしは正直、北欧デザインというと20世紀後半からのモダン・デザインの潮流の一部であり、機能的であるために派手さはなく、どこか地味だという印象を持っていました。実際の展示品を目にしても、たしかに我々日本人の多くが「ヨーロッパ」というワードで真っ先に連想するような、キリスト教やゴシック・ロココ調の華やかな装飾はほとんどありません。しかしながら寒さの厳しい北方地域において、慎ましやかに暮らしていた人々が日々を豊かに彩り、そのために知恵を絞り、趣向を凝らしてきたことが伝わってくるようでした。ユニバーサルデザインを考えるうえで、フィンランドをはじめとする北欧デザインがよく挙げられるのも頷けます。地元ではなかなか目にすることのなかったテーマでしたので、少し遠出してでもこの展覧会を見にきて良かったと思いました。
たまき (20代女性)


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フィンランド・デザイン展 フィンランド独立100周年 (愛知県立美術館 愛知県名古屋市)関連ページ

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