予科練平和記念館

初めてこの予科練平和記念館を見学しました。駐車場に入ったとたんに私の目に入ってきたのは、零戦(零式艦上戦闘機)の機体でした。当時の零戦を再現したものです。あまりの迫力に感動し、写真を撮りました。記念館の中に入るとすぐに受付があるのですが、それよりも先に私の目に入ったのは、大きな1枚の写真でした。まだ幼い顔をした予科練生たちが、楽しそうに綱引きをしている写真です。これから、この幼い顔をした予科練生たちの、終戦までの歴史を知るのだと思うと、軽い気持ちでは入れない、そう思いました。さらに進むと7つの部屋に分かれていて、順番に展示物を見られるようになっていました。最初に入る部屋は「入隊」という部屋でした。ここでは、当時の予科練生は成績がかなり優秀でないと入れなかったということを知りました。2番目の部屋は「訓練」という部屋でした。予科練生たちが寝ていたベットといってもハンモックのようなものや、勉強机、歯磨き粉などの日用品、ロッカーが当時と同じように再現されていました。その中でも、実際に当時予科練生が使用していた机がひとつと、歯磨き粉が展示されていました。現代の学校のような時間割や、予科練生たちの勉強した実際のノートも展示されていました。ノートに書かれている字は、みな、とてもきれいでした。3番目の部屋は「心情」という部屋でした。予科練生たちが家族や友人に宛てて書いた手紙が展示されているのですが、どれを読んでも素直な気持ちが書かれていました。4番目の「飛翔」の部屋は予科練習生を卒業して、飛行練習生になり、さらに厳しい訓練をうけることがわかりました。5番目の「交流」の部屋は厳しい訓練の中でも、練習生たちの楽しみもありました。練習生たちの楽しんでいる様子が私の頭の中にも、浮かんできました。6番目の「窮迫」の部屋では、天井や壁面を使って映像を映し出すのですが、本当に恐ろしくなりました。昭和20年6月10日の阿見の空襲を、まるで私が体験しているようでした。最後の「特攻」の部屋は涙を流さないではいられませんでした。この部屋には18000個の光が壁に浮かび上がっています。このものすごい数は、練習生の戦死者の数なんです。戦争で命を落とされた方がいて、今の日本があるということを忘れてはいけないと心から思いました。戦争を知らない、これからの日本を支える子供たちに見て欲しいと思いました。
ポンちゃん (30代女性) 2017/3掲載