石川県輪島漆芸美術館

漆の産地は数多くありますが「輪島塗」は多くの方がご存知であると思います。その産地輪島市に漆芸作品専門の美術館があります。ずらりと列ぶ漆で塗られたお椀や菓子器、またその上から金銀粉や箔で描かれた花や動物あるいは幾何学模様で飾られた箱や棗…「漆芸」だけで一つの施設ができ、またじっくりと観賞できたことに先ず驚きました。一度に多くの漆器を見てみて感じたのは、一つの漆の器を見てみても、漆を塗った素材は何か(あるいは漆のみなのか)、色は何か、どんな技法で絵が描かれているのか…など多くの方法や素材の中から選択されて一つの器が作られている、ということをこの美術館で実感しました。美術館で器そのものの展示と共に技法や作家さんの解説も見られたことも、その印象をしっかりさせたとも思います。「うるしのうつわ」と言われれば想像することは簡単でしたが、一つ一つの器にこれほど深く素敵な世界があると知れたこと、また作る方々の選択と経験がその世界を造り出しているのだと感じることができる美術館だと思います。
おゆ (20代女性) 2017/3掲載


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