鏑木清方記念美術館

鎌倉には何度も足を運んでいながら、鏑木清方記念美術館は初めてでした。小町通りが大勢の人でにぎわっている一方で、そこから少し外れたところにあるこの美術館は、小ぢんまりとして落ち着いた感じでした。喧騒を離れて一息つくのによさそうな気がします。
今回の企画展は、若いころから晩年に至るまでの「正月」をテーマにした作品を集めたものです。人々が正月を祝う様子が生き生きと描かれていて、見ていて心が和む作品ばかりでした。清方の絵をもとに意匠化された押絵羽子板も展示されていて、上品さと親しみやすさを併せ持った絵の特徴をうまく再現していたと思います。
また展示室にはショーケースのほかに5段2列の引き出しがあって、それぞれの引き出しを開けると清方がデザインした袱紗などが見られるようになっていました。限られたスペースを有効に使うための工夫といえそうです。

 

Lisa Aoki Jan2017