北鎌倉古民家ミュージアム

素朴な感じの室内に、江戸時代から昭和にかけてのひな人形が、色とりどりのつるし飾りとともにたくさん飾られていました。内装がシンプルだったので、ひな人形の豪華さやつるし飾りの鮮やかさが引き立つような感じでした。ひな人形は凝った内装の部屋よりもシンプルあるいは素朴な内装の部屋に飾るほうが、個性や特徴を生かせるような気がします。
この企画展には百歳雛(老人のおひなさま)や浦島太郎と乙姫様雛など、他ではあまり見かけないひな人形があったので、足を運んでよかったと思いました。また解説がわかりやすく、私はこの企画展でようやく有職雛の特徴をつかむことができました。有職雛は公家の装束を着けたひな人形のことですが、解説によれば、有職雛の女雛は天冠(金色で透かしのある大ぶりな冠)を着けないそうです。一見しただけでもわかりやすい特徴だと思います。良い勉強になりました。
このように「お雛様とつるし飾り展」はなかなか見ごたえのある企画展でしたが、一つ残念に思ったのは、展示作品リストがなかったことです。リストがあれば、「こんなひな人形が飾ってあった」と後で思い出せるのに…。

 

Lisa Aoki Mar 2017