神奈川県の金沢文庫 展覧会 イベント

この展覧会では、個人蔵の珍しい仏教美術作品がたくさん展示されていました。特に七宝をちりばめて精巧に作られた「金銅製琵琶」や、本来は雨乞いの儀式の後に処分されることになっていた「雨祈曼荼羅大曼荼羅画像」などはユニークで、他では滅多に見られないと思います。一度は見る価値があるといえるでしょう。
私が行ったときは、ちょうどボランティアガイドによる展示解説が始まる時間でした。そこでまず、解説を聞きながら展示作品を一通り見て回ることにしました。
ガイドの解説には多くの人が参加したので、混雑のために作品をよく見ることができませんでした。ガイドの言ったことは、耳で聞いただけでは難しくてよくわかりません。作品の横に添えてある解説を読めばわかるのですが、混雑でそれもできません。さらに人が混み合ったので暑くなり、集中力が散漫になってしまいました。
ガイドの解説が終わった後、人混みから解放されてリラックスした状態になれました。そこで改めて作品を見て、「解説ではこんなことを言っていたのか」「なるほど、これがガイドの指摘した特徴だったのか」とようやく納得することができたのです。
これまで私は、学芸員やボランティアガイドによる作品解説に参加したり、イヤホンガイドを利用したりすることがほとんどありませんでした。イヤホンガイドは有料で、学芸員等による解説は人が混み合うので敬遠していたのです。
でも解説を聞いた後に改めて作品を見ると、より深く味わえるような感じがします。今後、特になじみのないジャンルや難解なテーマの展覧会に行ったら、解説やガイドを積極的に活用してみようと思いました。
さて私は普段一人で展覧会に行きますが、今回は夫と二人で行きました。夫は儀式の進め方などを絵入りで記録した書物にものすごく感銘を受けて「今でいうマニュアルのようなものが、鎌倉時代にもあったのか」と感心していました。他の人と一緒に展覧会に行くと、一人のときとは違った視点が得られて面白いです。

 

Lisa Aoki Oct 2016


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