神奈川県の横浜市歴史博物館 展覧会 イベント

2014年10月から11月にかけての企画展です。そのキャッチーなタイトルとは裏腹に、とても学術的な展示でした。前半は出土品から判明した日本人の穀物食の歴史について。どうして穀物が食べられていたことがわかるのかということや、実際に何を食べていたのかが学術的な研究の手順の説明とともにわかりやすく示されていました。展示の目玉は炭化米の塊(=おにぎり)です。後半は米の調理法の変遷の歴史についてです。こちらも学術的な論拠とともに、弥生時代には今のような粘りを残す蒸し炊きではなくパサパサにしていたこと、中世に釜が登場したことで現代の白米食と似た形になったことが示されていました。日常的に調理をされる方であれば、より楽しめたと思います。全体としてこじんまりとしたニッチな展示でしたが、科学的な歴史の捉え方に関心がある方にとっては情報量の多い面白い展示だったと思います。
By あえたん (30代女性) 2016/4掲載