大阪市立美術館

時は江戸時代。今から300年ほど遡った頃の作品から展示が始まる。まず目を引かれるのが、その色彩の豊かさである。退色の進んだ版画の浮世絵と違い、一部の剥落は有るものの、顔料の持つ色彩はほとんど失われていない。その色彩とともに纏う着物の装いを、慎ましやかに、緻密に、艶やかに、煌びやかにと様々に描き出されているが、その細密な描画は正に超絶技巧と言ってよい。また、安定した治世のもとで豊かになってゆく生活を反映し、絵の中の女性達の容姿も変わって行く。その時代を代表した顔立ち、作者の得意とした顔立ちなど、様々な顔がある中で貴女に似た顔立ちの美人画が有るのではないだろうか。国外に持ち出されていたとは言うものの、これだけの、いや、さらに多くの絶品が保護・保存されていたということに謝辞を送りたい。
By 竹寛(40代男性) 2015/6掲載


謝辞を 肉筆浮世絵−美の競艶 大阪市立美術館関連ページ

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