湯木美術館

「千家歴代と楽歴代の茶道具 −利休のデザインと展開ー」 湯木美術館

ミシュランガイドでおなじみ 吉兆の創業者湯木貞一が収集したコレクションが並ぶ湯木美術館。茶道具が中心だが、日本料理の店だけに、懐石道具(食器)類も由緒ある作者の素晴らしい作品が多いのが特徴。また、皿・鉢・漆器類は吉兆で実際に使用されていたもので、ガラスケースの中の展示に加え、実際に料理が盛り付けられた写真も展示されていて、つい食欲もそそられるのがこの美術館の他にはない良いところ。今回の展示では、楽家の代々の作陶が展示されており、各代のそれぞれの個性の表現を比較して鑑賞できるところが面白い。もちろん、京都の楽美術館に行けば、いつでも、代々の比較鑑賞はできるのであるが、湯木美術館では、コレクター湯木貞一による選別が入ることが特徴。茶碗に集中する楽家の作品だが、今回は、湯木という料理人の目を通して、食を盛り付ける皿・向付の類の楽家作品が充実しているところが見所。
Bygoodwin(40代女性)記事公開:2015/2