河鍋暁斎記念美術館 展覧会 イベント

写実に裏打ちされた、真面目さと滑稽さ
この美術館には展示室が3つあり、暁斎の作品が展示されていたのは第1・2展示室です。動物を描いた作品が中心でした。また第3展示室では特別展「第29回 かえる展」が同時開催されていて、さまざまな作者によるカエルの絵や工芸品などが展示されていました。
暁斎による動物の絵画や版画は、一言で表せば「写実的」です。動物の動きや毛並、皮膚の質感などを忠実に再現しているといえます。
このような暁斎の作品を見ていて、私は竹内栖鳳の作品を思い出しました。竹内栖鳳も動物を描いた作品で知られていて、「動物を描けば体臭までも表す」と評されたほどです。どちらも素晴らしい作品を残していますが、絵画の流派や技法に全く不案内な私が見ても、暁斎の方は古い時代の作品で、栖鳳の方が新しい時代の作品、といった感じがしました。
解説によれば、暁斎は修行中のころから様々なものを熱心に写生したそうです。数多くの写生を積み重ねたからこそ、真面目にも表現できるし、滑稽あるいはユーモラスな動きも表現できるようになったのだと思います。動物の面白おかしい描写は、写実や緻密さに裏打ちされているといえるでしょう。


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