河鍋暁斎記念美術館 展覧会 イベント

河鍋暁斎が描いた七福神は、とにかく描写が細かいです。ユーモラスな動きを的確にとらえていると同時に、ひげの毛並みや肌の細かなしわなどもきっちり描いていて、どこかグロテスクな感じすらあります。いずれにしても、暁斎の鋭い観察眼が作品に投影されているように思いました。
個人的に気に入ったのは、「恵比須大黒天とねつみさん」という作品です。大黒天のお使いのネズミが、口に小判を加えて大黒天の懐へ運ぶという図です。「大黒の 腹に ふえたる ねつみさん 恵比寿 かそふる 福の帳合」という狂歌が添えられていて、作品を一層ほほえましく、かつユーモラスにしています。
この企画展では、暁斎の娘、暁翠の作品も展示されていました。暁翠の作品は父親の作品に比べると、直線的かつシンプルで、色使いが鮮やかな感じがします。
さて河鍋暁斎記念美術館では、解説を作品の傍に掲示せず、代わりに展示作品リストに詳細な解説を載せています。解説なしで作品を見たままに味わうのもよいですが、入館したらまずリストをもらい、解説を読みながら作品を鑑賞する、という方法もよいでしょう。

 

Lisa Aoki Feb 2017


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