遠山記念館

4月11日から5月6日までの期間限定で展示される端午の節句飾りを見たいと思って、4月にリニューアルされたばかりの遠山記念館へ初めて行ってみました。遠山記念館では入館料を支払うと、美術館、遠山邸、庭園を見学できます。
美術館は小ぢんまりとしていて、紀元前から昭和時代までに作られた様々な作品が展示されていました。こうしたところが個人のこれ苦笑を中心とした私設美術館らしいです。展示品の中でもユニークだったのは、古代ペルーの作品です。遠山元一がペルーでの学術調査に資金援助したことが縁で入手したもので、日本の土器とは違った素朴さがありました。他の美術館ではなかなか見られないものを見せていただきました。
遠山邸は昭和11(1936)年に完成した木造建築で、東棟、中棟、西棟の3棟が渡り廊下でつながる構成になっています。畳敷きの広間が何部屋もあり、とにかく広いです。床の間には掛け軸が展示されていて、来館者が季節感を味わえるようになっていました。また天井などは、通気性を良くして湿気がこもらないような構造になっていました。伝統的な日本建築の知恵や工夫と、現代の建築との違いを感じます。
端午の節句飾りは、遠山邸の中棟の18畳間に展示されていました。金太郎のほか、日本古来の神や古代の天皇、中世の武将などの人形がたくさん飾られていて、ものすごい迫力がありました。これほどの端午の節句飾りを見たのは初めてです。
庭園ではツツジがたくさん咲いていて、大きなこいのぼりが青空の中を泳いでいました。東京の都心や近郊ではあまり見ることのできない、ゴールデンウイークならではの光景です。
初めて行った遠山記念館は、美術館も邸宅も庭園も丸ごと楽しめました。ゴールデンウイークとは違った時期に、また足を運んでみたいです。

 

Lisa Aoki May 2018