増山たづ子 すべて写真になる日まで

増山たづ子 すべて写真になる日まで

静岡県は三島駅より無料の送迎バスも出ているクレマチスの丘に行きました。IZU PHOTO MUSEUMは現代美術家杉本博さんの建築で有名な小さいながら秀逸な空間で、写真を楽しめるのですが、今回は増山たづ子さんという、岐阜県のカメラばあちゃんの展示でした。自分の住む村がダムになって消えて行く、というその経過を60歳を過ぎてから取り続け、様々な角度から村を撮り続けた膨大な(その膨大な量のファイルも実際に展示されています)写真の中から選ばれた写真が展示されています。おばあちゃんの村を想う気持ち、村がダム推進派と反対派で二分されていく様、当事者でありながら、第三者であるかのように写真を撮っていらっしゃったようで、非常に感銘を受けました。あまり写真界では(いわゆるプロではないでしょうから)知られぬ存在ではあったという彼女のこれだけ大きな個展はなかなか珍しいのではないかと思います。会期も延長されたようですので、ぜひ多くの方が足を運ばれるよう祈っています。
ナ。20代女性