文京ふるさと歴史館

明治・大正時代の東京を紹介した『新撰東京名所図会』の「本郷区之部」で紹介された、名所旧跡、学校、商店などに関する資料の展示を中心とした企画展です。現存する『新撰東京名所図会』の冊子をはじめ、絵はがき、地図、小学校の卒業アルバム、商品のラベル、領収書、徳利など、当時の本郷区(現在の文京区)にちなんださまざまなものが展示されていました。
私が一番面白いと思ったのは、明治29(1896)年5月の調査に基づいて刊行された東京市本郷区の地図です。このころには現在の町の形がおおよそできていて、今の本郷通りや旧白山通りがはっきりわかります。その一方で古い町名が使われていたところに、時代が感じられました。地図には新旧の対照の妙が感じられ、見ていて飽きないものがあります。
また『新撰東京名所図会』の挿絵、現状写真、本文を紹介した映像も面白かったです。駒込富士神社や櫻木神社など、昔の面影が残っているような所もあれば、駒込追分のように昔とすっかり変わってしまった所もありました。

 

Lisa Aoki Mar 2017