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落語が日本を代表する芸能であることに疑問を抱く人は少ないでしょう。実際に寄席で落語を聞いたことがない人でも「笑点」で笑ったり、落語家が出演するCMを見たことのある人は多いはずです。「落語とメディア」は落語とメディアの関連に注目して展示を行うという斬新な視点が特徴です。落語は寄席を中心とした文化だと思っていたのですが、実際には落語の演目を速記した速記本が明治時代に流行し、それ以降レコードやテレビ、さらにはマンガなどの幅広いメディアへと落語が進出していったのです。この様子からは落語は必ずしも寄席だけで愛された芸能ではなく、むしろ、いろいろなジャンルに積極的に飛び込むことでファンを獲得していった芸能なのだと感じました。今回の特別展は落語が人々に愛される根底には積極的なメディア利用があることを知ることができる貴重な特別展でした。また、展示品の1つに速記本のページをめくると自動音声が読み上げてくれる装置がありました。こういう体験型の展示があるのは、さすが大学関係の博物館だなと思います。
イルマリ (20代男性) NOV 2016


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