東洋文庫ミュージアム

江戸時代を中心に、地震に関する記録を集めた企画展です。近代以前の防災の歴史が概観できるような内容で、特に江戸時代に防災対策が大きく進歩したことがわかります。江戸時代より前は神仏に祈る、元号を改めるといった形で災害に対応しようとしました。不特定多数の人に情報を伝達・共有し、被災者の救済措置や対応マニュアルの整備が行われるようになったのは江戸時代です。展示品の内容は理解できなくても、災害の大きさを知らせようとする姿勢は十分に伝わってきました。
さてこの企画展で興味深かったのは、風刺画です。庶民がナマズを懲らしめたり、多くのナマズがタケミカヅチ(地震をおさめる神)に謝ったり、地震後の復興で利益を上げた人をナマズで表すなど、現代ではありえないような、皮肉やユーモアの表現が印象に残りました。当時の世相や、人々の価値観がうかがえます。


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