早稲田大学26号館大隈記念タワー125記念室

早稲田大学で30年以上嘱託職員として、看板文字・学位記・石碑などを手がけてきた渡部大語氏。今回の展覧会は渡部大語氏の退職に合わせ、最後の花道とばかりに渡部大語氏の様々な作品が展示されています。早稲田大学の嘱託職員という日陰の身でありながら、多くの作品を作り続け、しかも脳梗塞で倒れた後でも創作意欲が全く衰えないというのは真の芸術家の為せる業と言えるでしょう。そして、渡部氏の作品は渡部氏の人柄が偲ばれるものがとても多いことが印象に残りました。かっちりとした書体ではなく、どことなくふんわりとした書体。濃い墨ではなく、薄い墨を用いて滲みを生かす。お会いしたことはありませんが、渡部氏の柔和で穏やかな性格が忍ばれます。また、展覧会には渡部氏とともに歩んできた書道用具も展示されています。きっとこの書道用具はこれからも渡部氏と人生を一緒に歩んでいくのでしょう。「早稲田の文化」とも言える渡部大語氏の展覧会。ぜひ足を運んで渡部氏の最後の花道を飾ってあげて下さい。
九頭竜 (20代男性) NOV 2016


渡部大語のごちゃまぜごはん的書道展 (早稲田大学26号館大隈記念タワー125記念室)関連ページ

占領期の早稲田 1945〜1952−新生への模索− (早稲田大学26号館大隈タワー125記念室)
占領期に早稲田大学が新制大学として生まれ変わるための大学当局の苦悩、苦学しながらも学ぶことの喜びを噛み締める学生の様子が展示されて
文化装置としての『源氏物語』 ―九曜文庫を中心に― (早稲田大学26号館大隈タワー10階125記念室)
今回の展示は『源氏物語』がどのように時代を超えて受け継がれたのかに注目した展示となっています。『源氏物語』を手で書き写していった写本はもちろん、カルタや双六にまで