初期伊万里展

高台は器の見どころの一つなので、こうした細かな配慮は心憎いばかり

17世紀半ば以前に作られた、「初期伊万里」と呼ばれる伊万里焼の作品の展覧会です。展示作品は白地に青で絵付けをしたものがほとんどです。古い時期のものから時系列的に展示されていて、30〜40年くらいの間に作風が少しずつ変化していく様子が感じられました。1610年代頃の作品は中国の影響を強く受けているような感じがしましたが、1640年代頃になると中国の影響が薄れて、日本らしさが出てきたような印象を受けます。
5客組の作品は1客だけを逆さに展示して、高台(こうだい:底の中央にあり、器を支える部分)が見えるようにしてありました。それ以外の作品には、下から写した写真を添えて、高台の様子がわかるようにしていました。高台は器の見どころの一つなので、こうした細かな配慮は心憎いばかりです。
ただ1点惜しかったのが、展示では作品名にふりがながあったのに、展示品の目録にはなかったことです。難しい読み方の作品名が多かったので、目録にも振り仮名があれば後で見るときに役に立つと思います。
By PingPongBooks


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