伊勢半本店 紅ミュージアム

このミュージアムでは1階に常設展、地下1階に企画展の展示があります。1階から入って受付を済ませると、化粧の歴史がわかるからということで、はじめに常設展、次に企画展という順で見ることを勧められました。
常設展では紅花から口紅を作る方法や、江戸時代の化粧に関する展示がありました。紅花を発酵させて紅を作ること、江戸時代の化粧は赤・白・黒の3色が基本だったことなど、初めて知ることがたくさんあって、とても勉強になりました。
それにしても気になったのは、江戸時代の白粉やお歯黒には金属がかなり使われていたことです。金属アレルギーの人は、とても化粧どころではなかったのでは…と思います。化粧品が原因で健康を害した人がたくさんいたにもかかわらず、有害な金属が含まれた白粉が昭和初期に禁止されるまで市場に出回っていた、という事実にも恐ろしさを感じます。
地下1階の企画展では、明治から昭和初期にかけての化粧品の容器や小瓶が、見ているだけでも飽きないくらいたくさん並んでいました。解説もとても詳しく、西洋化が進むとともに化粧品も変化し、洋装に合った色味になるとともに品質も向上していくプロセスがよくわかりました。解説は企画展の配布資料にも書かれているのでそちらをじっくり読むことにして、展示では容器のデザインそのものを楽しむことに集中するのもよいと思います。


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日本古来の口紅の「紅」屋さんのミュージアム
日本古来の「紅」なんて時代劇で見た事ありますが、本物を見る機会なんてないのでどんなものだろうという程度で