板橋区立美術館

展示作品はすべて撮影可能で、解説は丁寧でわかりやすく、しかも観覧料は無料という、非常にお得な展覧会でした。解説を読んで作品を見れば、江戸時代の花鳥画について一通り学習できるような気がします。また狩野正信から横山大観に至るまでの狩野派の系譜も図示されていたので、狩野派が近代の画壇に及ぼした影響を改めて見直すことができました。作品を写真に撮って後で見直せば、さらに深く学べると思います(私は撮影しませんでしたが)。
第1展示室には、江戸狩野派の作品が展示されていました。平穏な時代背景と、幕府の御用絵師という立場を反映して、作品は全体的に上品で整った感じでした。ほの暗い展示室で大きな屏風に描かれた作品を見ていると、ゆったりと大らかな気持ちになれます。
第2展示室には、南蘋派や江戸琳派など民間画壇の作品が展示されていました。こちらは狩野派よりも作者の個性が際立っているような印象を受けます。大まかにいって、南蘋派の作品は中国の影響が強く、江戸琳派の作品は華やか、明治時代まで活躍した柴田是真の作品は他の展示作品にない斬新さがある、といった感じです。

 

Lisa Aoki Sep 2017


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学ぶところが多く、しかも観覧料が無料 「江戸の花鳥画」 板橋区立美術館(東京都板橋区)関連ページ

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