たばこと塩の博物館

江戸時代から明治・大正時代にかけての着物および装身具を多数展示した企画です。全体的にフォーマルな場面で身に着けるものが多く、女物は華やかで、男物は見えないところに意匠を凝らすといった傾向が感じられました。
この企画展の見どころは、やはり女性の着物でしょう。謡曲を題材とした柄が多く、金糸や銀糸を用いておめでたさや華やかさを出していました。展示されていた着物には身丈と裄丈が表示されていて、どちらも現代の着物より短めだったので、江戸時代の女性が現代の女性に比べて小柄だったことがうかがえます。
他方で男物は、凝ったデザインの下着が目を引きました。小さい裂(きれ)を縫い合わせて仕上げた下着などからは、外から見えないところへのこだわりだけにとどまらず、当時のトレンドや価値観が表れているような気がします。
このほかお歯黒の道具や当時の化粧道具など、現代では見られなくなった道具も展示されていました。お歯黒については手順も紹介されていて、かなり手間暇のかかる作業だったことがわかります。珍しいものを見せていただきました。

 

Lisa Aoki Jul 2017


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