たばこと塩の博物館

墨田区内の企業博物館の所蔵品を中心とした資料より、大正時代から1950年ごろまでの日本の生活・文化を紹介した企画展です。展示資料は石鹸、時計、郵便、菓子、行楽、たばこ、流行歌など、実にさまざまな分野にわたっています。紙や実物、模型だけでなく、映像資料もありました。資料を一通り見ることで、関東大震災から戦時中、そして戦後にいたるまでの生活スタイルの変化がわかるような構成になっていました。
あまりにも多くの分野、多くの種類の資料があったので感想を一言で表すのは難しいですが、現代の消費社会の原点を見たような気がします。展示資料の解説に「戦後の復興の背景には戦前からの技術力や経験がある」といったことが書かれていて、まさにその通りだと思いました。
特に興味深かったのは、東武鉄道に関する資料です。大正から昭和初期にかけて旅行ブームがあったことを資料から初めて知り、当時の旅行の様子はどんな感じだったのか、と思いを馳せながら資料を眺めていました。戦時中の行楽のパンフレットでは、心身壮健や武運長久祈願のための寺社参拝を積極的にアピールするというように、時代背景がよく表れています。また戦時中の伊勢崎線のダイヤグラムが展示されていて、珍しいものを見せていただいたと思いました。

 

Lisa Aoki Jul 2018


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