たばこと塩の博物館

江戸時代の園芸を取り上げた企画展で、浮世絵をはじめ、当時使われた植木鉢、花の名所のガイドブック、園芸書、図鑑などが展示されていました。中でも浮世絵は役者絵や風景画にとどまらず、草花を愛でる人々や植木売り、植木職人などを描いた作品、さらにおもちゃ絵(子供が遊んだり鑑賞したりするために描かれた浮世絵)や判じ絵(なぞなぞ遊びの一種で、絵が表している文字、人、物などを当てる)、有卦に関係した作品もありました。こうした作品から、鑑賞する、自分で育てる、植木を維持する、花の名所へ出かける、芝居を楽しむなど江戸時代の園芸文化の多彩さが伝わります。見ていて飽きないものがありました。
個人的な感想として、武州川口、巣鴨、向島百花園など自分が知っている場所を取り上げた作品や資料には親近感が持てました。おもちゃ絵はどこかユーモラスな感じがします。また判じ絵については、解説があれば「なるほど」とわかるのですが、一見しただけでは答えを探すのが難しかったです。
Lisa Aoki 2019


江戸の園芸文化の多彩さが伝わる 「江戸の園芸熱 浮世絵に見る庶民の草花愛」(たばこと塩の博物館 墨田区)関連ページ

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