東京オペラシティアートギャラリー

私が行ったときは会期終了直前で、しかも3連休の中日だったこともあり、ギャラリーには大勢の客がいました。展覧会では彫刻をはじめ絵画、陶芸、照明などが展示されていて、イサム・ノグチがデザインしたランドスケープや庭園の映像も放映されていました。私は横浜美術館でイサム・ノグチの作品を見たことがあって、「わけのわからない面白さがある」といった印象を持っていましたが、この展覧会を通じて制作の幅広さを改めて実感します。
ところが、展示作品に添えられていた解説がとにかく読みにくかったのです。内容が難しく、じっくり考えながら読まないと頭の中に入ってこないような感じです。さらりと読めるものだったとはいえません。おまけに文字も小さすぎました。このため読むのに時間がかかり、解説の前にとどまる人が何人もいました。さらに会場が混雑していたこともあって、解説の周辺で人の流れが滞りがちになることもありました。
抽象彫刻は見たものをそのまま味わう、という鑑賞もできますが、制作の背景や作品に込められた意味などがわかるようになると、作品をさらに深く味わうことができます。そうしたことからいっても、解説をもっと読みやすくなるように工夫すれば、展覧会自体がもっと面白くなったのではないかと思います。


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