日本民藝館

混んでいたために、建物や作品のよさを十分に味わえなかった、というのが日本民藝館に初めて行ってみた感想です。
私が行ったとき、周囲が閑静な住宅地にもかかわらず、館内は大勢の外国人とシニアでごった返していました。建物は古い日本家屋を意識して設計され、展示品の説明を意識的に少なくしている点が、特に外国人に受けるのでしょう。いかにも日本的な建物の中で、余計なことを抜きにして作品を見たままで味わえるので、日本語がわからない外国人でもその人なりに楽しめそうです。
展示品の説明を少なくしているのは、直観の力で見ることが肝要だという、創設者の柳宗悦(やなぎむねよし)の見識によるものです。この見識には賛同できるのですが、館内がとにかく混雑していたために、作品を漫然と見ただけで終わってしまいました。じっくり味わったり、作品から何かを感じたりするどころではありませんでした。
さて展示作品のメインである柚木沙弥郎の作品については、一見すると素朴な中にも現代的なセンスがある、という印象を受けました。また併設展で展示されていた日本や朝鮮のさまざまな工芸品は、建物の雰囲気によく合っていました。館内がもっと空いていれば、建物や作品のよさをもっと味わえたと思います。

 

Lisa Aoki Jun 2018


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