Bunkamura ザ・ミュージアム・展覧会

 

ベルギーの作者による、空想の世界でしかあり得ないものを描いた作品ばかりを集めた展覧会です。展示作品は複雑怪奇なもの、奇抜なもの、皮肉っぽいもの、無機的な感じのもの、柔らかいタッチのものなど実にさまざまですが、「奇想」というキーワードで括れるのが共通点といえます。どれも現実を超えた面白さがありました。
全体は3章に分かれていて、第1章では15−17世紀の作品を展示していました。この頃はキリスト教を題材にした作品が多く、特にキリスト教における「罪」を扱った作品は日本の地獄絵に通じるものがありました。
第2章は19世紀後半から20世紀初頭にかけての作品群です。第1章の作品に比べると題材が幅広く、構図がすっきりした感じがしました。個人的には、フェリシアン・ロップスの皮肉を込めた作品が面白かったです。
第3章では20世紀以降の作品を取り上げています。構図が一層シンプルになり、抽象度の高い作品が多くなったように感じました。特に面白かったのは、ルネ・マグリットの作品です。ジョルジョ・デ・キリコの形而上絵画の影響がストレートに出ていて、わけのわからない奇妙さと無機的な感じが印象に残りました。
全体を通して見ると、時代が経つにつれて構図がシンプルになり、洗練されていくような感じがしました。15−17世紀の作品は画面全体に何でもかんでもごてごてと詰め込んでいるような感じですが、現代の作品は焦点をかなり絞り込んで、すっきりと表現しているような印象を受けます。

 

Lisa Aoki


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