東京都千代田区の千秋文庫・展覧会

千秋文庫開館35周年を記念して、佐竹家由緒の狩野派絵師の作品を集めた展覧会が開催されています。狩野派と言えば日本絵画の一派を成す流派ですが、佐竹家由緒の品々だけあってその質の高さには目を見張るものがあります。展示品は水墨画がメインになっていますが、墨の濃淡や明暗の書き分けなど1つ1つじっくり見ていくと、作品ごとに個性があることが分かってきます。展示品の解説も丁寧で作者やモチーフに関する説明文が付されており、変体仮名も現代かなに直してあります。このような作品理解を助ける気遣いはありがたい限りです。また、2階の常設展示もレベルが高く、千秋文庫がいかに質の高い収蔵品で構成されているかを垣間見ることができます。これほどレベルが高い品物を戦時中に散逸・消失させることなく守り抜いた佐竹家に心から敬意を抱きます。
徳馬 (20代男性) 2017/1掲載


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