畠山記念館

この展覧会の印象は「わかりやすい」の一言で表せます。要所にキーワードをつけて、鑑賞のポイントを平易な言葉で説明していました。難しい読み方の漢字には、ルビを振っています。また関連する道具をまとめて展示していたのもよかったです。例えば濃茶席で用いる茶入、茶碗、仕覆といった道具を一つのショーケースにまとめて展示し、別のショーケースには煙草盆や棗など、薄茶席で用いる道具をまとめて展示する、といった具合です。
特によいと思ったのは、掛物の選び方です。展示されていた掛物は墨蹟(二行書)、絵画、画賛で、いずれも内容や鑑賞のポイントがわかりやすいものでした。書や古典の素養がないと鑑賞が難しい古筆や消息を敢えて展示しなかったあたりに、初心者への配慮が感じられます。
ところで前回(平成29年度春季展「茶の湯の名品―破格の美。即翁の眼」)行ったときにアレルギー症状を起こして鼻水が止まらなくなり、美術館を出たら症状がぴたりと治まったので、今回も症状が出ないか心配でした。でも今回はそうした症状は出ませんでした。春季展より前も、アレルギーを起こしたことはありません。症状が出たのは1回だけです。アレルギーの原因はいったい何だったのか―。
Lisa Aoki


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