森アーツセンターギャラリー・展覧会

28組のアーティストが、それぞれドラえもんへの思いをアートで表現した展覧会です。表現や解釈は異なっていても、展示作品から作者のドラえもんへの思い入れがものすごく伝わってきました。
特に印象に残ったのは、村上隆、町田久美、奈良美智の3氏の作品です。パンフレットに載っていて、会場を入るとすぐに目につく村上隆の作品は、とにかくかわいかったです。村上氏の作品については「クセが強くて人によって好みが分かれる」などと評されることもあるようですが、ドラえもんを描いた作品については特にそんなことを感じませんでした。むしろ表現力の幅広さが際立っていたと思います。
町田氏は、ドラえもんの横顔をシンプルに描きました。出品にあたり「慣れ親しんだものを作品にするのは難しい」といった内容のコメントを残していて、大いに共感できました。
奈良氏はドラえもんの妹、ドラミを描きました。拗ねた女の子のような表情がかわいらしかったです。
さて展覧会全体を振り返ってみると、ドラえもんへの思い入れが伝わったのはよかったのですが、「思いが寄り集まっただけ」という印象もありました。敢えて欲を言うなら、それぞれの作者の思いを包括するような「何か」があるとよかったのではないかと思います。私がそれを感じ取れなかっただけかもしれませんが。

 

Lisa Aoki Jan 2018


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