パナソニック汐留ミュージアム・展覧会・イベント

パナソニックの創業100周年を記念した展覧会で、同社が収蔵するコレクションの中から指揮を表した日本の近代絵画を展示していました。展示作品の作者はさまざまで、日本画もあれば西洋画もあり、それぞれの作者の個性がよく表れていました。
パナソニック汐留ミュージアムというと近現代の西洋画や工芸品の展示が多いという印象がありましたが、この展覧会を通して、今まで知らなかった美術館の一面を見たように思います。
展示作品の中で特に圧巻だったのは、東山魁夷「山峡朝霧」(1983年作)です。パナソニックの創業者・松下幸之助の注文に応じて作ったという屏風絵は、墨の濃淡だけで山の朝霧のひんやりした感じを見事に表していました。
また夏のバラや冬の鶴など、同じ題材でも作者によって表現が異なっていたところも面白かったです。鶴を描いた作品を例に挙げると、杉山寧の作品は生き生きとして動的、上村松篁の作品は優雅で静的、川端龍子の作品は明るくて静と動の中間を行く、といった感じです。
さてこの展覧会の入場料は500円で、パナソニック汐留ミュージアムで過去に開催された展覧会の入場料より安くなっていました。たぶん創業100周年ということで、特別料金を設定したのでしょう。しかも私はインターネット割引を利用して、さらに100円安い400円で入場しました。近代日本の代表的な画家の作品を400円で楽しめるとは、主催者に頭が下がるばかりです。
また展覧会では、Link Ray(パナソニック独自の情報配信システム)が使えるようになっていました。入り口でLink Rayのアプリを無料でダウンロードして、作品の下に設置されたライトの光にスマートフォンをかざすと作品解説が読めるようになっています。ところがLink Rayは私のスマートフォンの機種には対応していなくて、パナソニックのユニークなシステムを利用できませんでした。

 

Lisa Aoki Apr 2018

 


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