泉屋博古館分館・展覧会・イベント

浅井忠が1902年に京都高等工芸学校(京都工芸繊維大学の前身の一つ)に着任した後に関西で制作された美術工芸品と、それに多大な影響を及ぼしたアール・ヌーヴォ―全盛期の美術工芸品を中心とした展示でした。浅井忠というと、明治時代に活躍した洋画家で、油彩の風景画を多く手掛けたというイメージが強かっただけに、展覧会を通して画家の意外な一面を見たように思いました。
特に印象に残った作品は、浅井忠「鬼ヶ島」です。日本画の画材を用いて掛け軸に仕立てられていますが、日本画と西洋画が融合したような感じで、デザイン性が強く、シンプルで力強く、どこかユーモラス。そんな作風に不思議な魅力を感じました。日本画と西洋画が融合したような感じです。このほかにも浅井が手掛けた図案が多く展示されていて、油彩画の風景画にはない味わいがありました。
またこの展覧会でアール・ヌーヴォーの洗練された作風を改めて認識するとともに、日本の美術作品に与えた影響の大きさがほんの少しだけ見えたような気がします。

 

Lisa Aoki Oct 2017


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