泉屋博古館分館・展覧会・イベント

住友家に伝わる漆工芸品を一堂に集めた展覧会です。茶道具、香道具、楽器、文房具などさまざまな工芸品が展示されていました。黒一色の作品をはじめ、華やかな金銀の蒔絵、七色に光る螺鈿、渋い色合いの堆朱など、作品に使われている技法も多彩で、見ていて飽きないものがありました。さらに漆工芸の技法についてもわかりやすい解説が掲示されていて、作品鑑賞の役に立ちます。解説を参考にしながら展示作品を見るだけで、漆工芸になじみのない人でも作品の奥深さを味わえるような構成になっていました。
作品の中で特に面白いと思ったのは、池田泰真「野菜盛籠図蒔絵額(やさいもりかごずまきえがく)」、明治時代に作られた作品です。蒔絵を額装に仕立てたところに他の展示作品にない珍しさがあり、野菜を描いたところが近代的かつ斬新でした。

 

Lisa Aoki Jul 2018


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