東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館 ・展覧会・イベント

子供の頃、クレパスは苦手な画材でした。ベタベタしていてクレヨンとの違いがわからず、細かいところが描きにくくて、扱いにくいイメージがあったのです。でもこの展覧会は、そうしたイメージを良い方向に変えてくれました。すぐれた作品がたくさん展示してあり、クレパスの特徴をわかりやすく説明していたからだと思います。
クレパスはクレヨンとパステルの良さを兼ね備えた画材で、画面に定着しやすく、色を混ぜたり塗り重ねたり、引っかいたりするなど幅広い表現ができます。私はこうした特徴を展覧会で初めて知りました。せめて子供の頃に表現技法をいくつか教わっていれば、クレパスのイメージも悪くならなかったのではないか、と思いました。
展示作品は、油彩画に近い作品もあればシンプルなタッチの作品もあり、写実的な作品もあれば抽象的な作品もあります。どの作品も作者の個性がよく表れていて、クレパス画の奥深さを体感できました。
個人的に面白いと思ったのは抽象画です。油彩画など他の技法とは違った、不思議な味わいがありました。

 

Lisa Aoki 2018


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