東京ステーションギャラリー・展覧会・イベント

川端康成の興味・関心の幅広さ、言い換えれば好奇心の旺盛さがよくわかる展覧会でした。個人のコレクションでありながら、展示品はバラエティに富んでいて、見ていて楽しいものです。一見すると何の脈絡もなさそうな作品同士が、川端康成という人物を介して、初めて意味のあるまとまりになったような感じがしました。川端康成が古墳時代の埴輪からモダンアートに至るまで、良いと思ったものを蒐集し、自身の作品に反映させようとしていた様子が十二分にうかがえます。
個人的に興味深く感じたのは、東山魁夷、小林古径、安田靫彦といった、明治期から昭和期にかけて活躍した日本画家が、川端康成の単行本の装幀にかかわったことです。装幀原画の醸し出す雰囲気が、小説の内容にぴったり合っていたように思いました。画家と小説家のマッチングの絶妙さに、ただ感心させられるばかりです。

 

By あおきリサ 掲載:2016/6


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