中原中也記念館

シルバーウイークの旅行の最終日、宿を出て空港へ移動するまでのわずかな時間を使って足を運んでみました。
端的にいって、中原中也の作品が柔らかく優しい感じなのに対して、萩原朔太郎の作品は硬質で力強い感じがしました。また2人の言葉使いの違いも対照的でした。中原中也の詩が口語体で書かれている一方、萩原朔太郎の詩は文語体です。中原中也は萩原朔太郎より20歳ほど年下ですが、詩を読んでみていろいろと考えさせられるものがありました。同時に私は、昭和ひとケタ生まれの北杜夫や向田邦子などの作品を読むのに苦労したことを思い出しました。言葉使いが古く感じられたからです。世代が違うと使う言葉も違ってきて、言葉は時代とともに変化するものだと改めて実感します。
また私が行ったときに、たまたまムットーニシアターの上演時間でした。演目は2本あって、中原中也と萩原朔太郎の詩に合わせてからくり人形が動くというものです。人形が出たり入ったり、あるいは上がったり下がったりする様子は、見ていて何とも不思議な感じがしました。
中原中也も、特別企画展で取り上げられていた萩原朔太郎も私にはなじみがありませんでしたが、展示を見て少しばかり勉強させていただいたような気がします。短い時間ながら、有意義な時間を過ごすことができました。

 

By PingPongBooks 2015/9